陣馬高原

じんばこうげん

　陣馬街道は、もともと案下道（あんげみち）と呼ばれ、戦国時代より甲州への最短交通路として栄えました。宮尾神社からさらに５００mほど先の高留には、江戸時代に関所が設置され、門並びに番所があり柵を構えていたといわれています。現在「口留（くちどめ）番所跡」として、関所趾が残るこの道を、春秋の日・祭日には「夕焼け小焼け号」と名づけられた昔懐かしいボンネットバスが、多くのハイキング客を乗せて走ります。

　バスの終点の陣馬高原下から先は、道幅が狭くなり急な上り坂が続きます。汗をかきかき１時間ほど登ると茶店のある和田峠に出ます。さらに２０分ほど野鳥の声を聞きながらハイキング道を登って行くと、あたりが急に開け、標高８５７mの陣馬山山頂に到着です。

　まず目に入るのは、陣馬山のシンボルとも言われる「白馬」。（写真）陣馬は陣場と書かれることもあり、もともと猟師が野営する場所だったと言われています。

　ここからの景色はとてもすばらしく、東京の町並みはもちろん、日光の山の連なりから富士山まで３６０°の眺望が楽しめ疲れもいっぺんにふき飛びます。

　旅の最後は、やはり温泉ですね。

　峠を神奈川県側に下った所に陣馬の湯という温泉があります。途中「大岩露天風呂」と書かれた看板を見つけ行ってみると、大きな岩に囲まれた、どちらかというと小さめの露天風呂でした。

　気持ちよさそうにオカリナを吹くkyoko。

---